6年前に購入したiPhoneとiPadのバッテリーが劣化
2016年12月に購入したiPhone 7とiPad Pro 9.7インチですが、購入してから6年以上経過しているためバッテリーが劣化してしまい、まともに使うことができなくなってしまいましたので、バッテリーの交換を依頼することにしました。
交換前のバッテリーの状態
iPhone 7
まず、iPhone 7の方は、バッテリーの最大容量は81%で、「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」のメッセージが表されています。
最大容量が81%ということは単純計算すると、インターネットの使用は新品時では12時間だったのが、現在は9時間45分程度まで縮んでしまったということになりますが、実際はSafariを使用してウェブサイトを閲覧していると30分程度でバッテリーが切れてしまいます。
計算すると本来の4%程度の時間しか使用できません。
さらに、バッテリーの性能が低下する寒いときはバッテリー残量が100%の状態でも、充電器から外すと数分で電源が切れてしまうこともあります。
iPad Pro 9.7インチ
iPadのバッテリーオワタ\(^o^)/
膨張して画面が浮いてるので、交換しないと( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ ) pic.twitter.com/M1EGYirU3i
— むらけん。 (@mmuraken) August 27, 2022
次に、iPad Pro 9.7インチの方は、昨年の夏くらいまでは問題なく使用できていましたが、バッテリーが膨張して徐々に液晶画面が押し出されてきたので、それ以降はiPadに保存されていたファイルを全てPCにコピーしてから電源を切り、一切使用していませんでした。
そのときのバッテリーの持ちの悪さは、あまり気になりませんでしたが、本来10時間使用できる動画再生が、2~3時間程度でバッテリーが10%程度にまで減ってしまうので、かなり悪くなっていました。
それから7~8か月ほど経過した今年の2月24日、約半年ぶりに電源を入れてみようとしたらバッテリー切れの状態で、充電器に接続しても、バッテリーのアイコンは表示されるものの、数十分待っても電源が入らず、完全にダメになってしまったようです。
ダイワンテレコムさんにバッテリー交換を依頼
今回、バッテリーの交換を正規店(Apple・Apple正規サービスプロバイダー)か、それ以外のショップ(非正規店)のどちらへ依頼するか迷いましたが、今回は非正規店のダイワンテレコムに依頼することにしました。
修理の依頼は初めてですが、以前に何度かスマートフォンやタブレットの買い取りで利用したことがあり、その際の対応が良かったのと、Apple公式のサポートと比較して価格が安いだけでなく、総務省登録修理業者であること、交換したバッテリーに90日の保証があることなどがあったので、今回、利用しました。
価格の違い
正規サービスプロバイダー「カメラのキタムラ」の価格表
- iPhone 7のバッテリー交換:10,500円(税込み)
- iPadのバッテリー交換:21,300円(税込み)
合計:31,800円(税込み)
ダイワンテレコムの見積もり+送料
- iPhone 7のバッテリー交換:3,800円(税込み)
- iPad Pro 9.7インチのバッテリー交換:15,500円(税込み)
- 往復分の送料+代引き手数料:1,934円(税込み)
合計:21,234円(税込み)
修理の他に、液晶画面のガラスコーティングのサービスもありましたが、今回修理を依頼するのは古いもので、修理以外のサービスは利用しませんでした。
修理の流れ
実際に利用した「郵送修理サービス」の流れを書いていきます。
1.見積もりの依頼
まずは、ホームページにアクセスして、価格を確認した後に、必要事項を入力して見積もりの依頼をします。
その後、店舗の営業時間に、メールにて見積もりの結果が届きます。(詳細な情報が必要など、場合によっては電話での連絡がある場合もあるようです)
2.梱包・発送
見積もりの価格に納得したら、修理を依頼する端末からSIMカード・メモリーカード・カバー・画面保護フィルムなどの付属品を全て外し、本体だけにします。
その後、輸送中に壊れないように(破損による修理の場合は輸送中の振動で状態が悪化しなように)ように梱包して、段ボール箱や厚手の紙袋に入れて発送します。
今回は、iPadのバッテリーが膨張しており、液晶画面に内側から圧力がかかっている状態なので、梱包材を多めに使って、揺れや圧力などで割れてしまわないように気を付けて梱包しました。
修理品が店舗に届いたら、その旨の連絡がメールで届きます。
3.修理完了・受け取り
修理が完了し、修理完了品が発送されると、その旨のお知らせと、請求額、荷物の問い合わせ番号が書かれたメールが届きます。
見積もり以外の部分が故障している場合は連絡が来るので、その際に修理をするか、やめるかを決めます。
後日、代金引換のゆうパックが届くので、配達員に代金を支払い、商品を受け取ったら完了です。
ダイワンテレコムでの修理とApple公式の修理を比較して
良い所
修理費用が安い
今回は2台分の修理費用を合わせると、公式よりも1万円ほど価格が安くなりました。
注意が必要な所
公式のサポートが受けられなくなる
Apple、または正規サービスプロバイダー以外で修理を行った場合、改造品という扱いになってしまい、保証が切れてしまったり、公式のサポートが受けられなくなる可能性があります。
価値が下がる
Apple製品は価値が下がりにくく、数年前の機種でも高値での買い取りや、下取りがありますが、改造品となってしまうと、買い取りや下取りができなくなってしまうか、できたとしても、価格が下がってしまいます。
パスワードを知らせる必要がある
修理完了後の動作確認のために、パスワードを知らせるか、パスワードを解除してから発送する必要があります。
パスワードを知らせず、動作確認をしない場合、修理後の保証が付かないことがあるようです。
自分で修理する場合と比較して
良い所
部品を選定しなくて良い
Amazonなどのショッピングサイトで、スマートフォンのバッテリー(互換品)が販売されていますが、問題なく使えたというレビューもあれば、電圧が高すぎて本体が壊れたと書き込みや、使えなかった、すぐにダメになったというレビューも見受けられます。
そのため、レビューを参考にしながら選定する必要がありますが、そのレビューにも嘘の書き込みがあるかもしれないため、サクラチェッカーなどのツールを使用して、嘘の書き込みがある可能性がある商品を除外し、残った中から良さそうなものを選んでいくという、慎重な選定が必要になります。
修理時に壊してしまう可能性が低い
スマートフォンの修理を自分で行えば、人件費がかからないため、非正規店で修理するよりも、さらに低い費用で修理することができるかもしれません。
しかし、スマートフォンのバッテリー交換の方法をネットで調べていると、修理中に誤ってケーブルをショートさせてしまい、端末を壊してしまったというように、不注意により壊してしまったという内容を目にすることもあります。
また、内部の写真を見てみると、部品同士が細いケーブルでつながっている部分もありますので、引きちぎってしまう可能性もあります。
そのため、素人が調べながら修理するよりも、修理業者に依頼した方が、修理中に壊してしまう確率は低くなります。ただし、いくつもの店舗のレビューを見ていたところ、修理箇所と別の所が壊れて返ってきたといった書き込みもありましたので、完璧ではないようです。
コメント