「元に戻す」操作でフォルダーごとファイルが消えた
Windows 10のPCを使用していた時のこと。
デスクトップ上に「新しいフォルダー」を作成し、そこへスマートフォンからファイルを移動。
その後、元に戻す操作「Ctrl」+「Z」キーを押下した結果、PCへ移動したファイルがスマートフォンに戻るのではなく、スマートフォンから移動したファイルが入ったまま「新しいフォルダー」が消え、ファイルが消滅するトラブルが発生しました。
環境
今回のファイル消失問題は、このような環境で発生しました。
再現
今回発生した問題を再現します。
1.デスクトップ上に新しいフォルダーを作成
デスクトップを右クリックして、「新規作成」→「フォルダー」をクリックしました。
デスクトップ上に「新しいフォルダー」が作成されました。
2.新しいフォルダーにスマホから画像を転送
作成した「新しいフォルダー」を開きました。
次に、PCにUSBで接続しているAndroidのスマートフォンのフォルダーを開き、Cameraのフォルダーから、写真を数枚ほど「移動」しました。
「移動」なので、スマートフォン側からは写真が消え、PC側に写真が保存されます。
この操作が終わった後、キーボードの「Ctrl」+「Z」キーを押しました。
3.「Ctrl+Z」を押下
「Ctrl」キーと「Z」キーを同時に押す操作は、直前の操作を取り消すショートカットキーなので、今回の場合は、直前に行った操作「スマートフォンからPCへファイルを移動」した操作が取り消しになり、PC側からスマートフォン側にファイルが戻ると思いきや・・・
デスクトップに作成した「新しいフォルダー」自体が…
中身のファイルごと消滅しました。
つまり「スマートフォンからPCに画像を移動した」操作が取り消しになり、「PCからスマートフォンへ画像が戻った」のではなく、デスクトップに「新しいフォルダー」を作成した操作が取り消しとなり、スマートフォンからPCに移動したファイルごと、新しいフォルダーが消滅してしまったのです。
つまり、「新しいフォルダー」は最初から無かったことになったのです。
さらに、スマートフォンからPCにファイルを移動したという操作は、元には戻らなかったため、PCとスマートフォンの両方からファイルが無くなってしまいました。
しかも、ファイルが消失するというのに何の警告もありませんでした。
4.「元に戻す」を取り消し
デスクトップを右クリックして、「やり直し」をクリックしてみたものの、空の「新しいフォルダー」が作成されただけで、ファイルは戻りませんでした。
コメント