Minecraftのサーバーを立てたいけれど、無料版のサーバーだと制限が厳しかったり、性能が足りなくて快適に遊べないけれど、有料のサーバーは費用が1か月単位での課金であったり、性能が足りなかったときにプランの変更が面倒。
そんなときにおすすめなのが、exarotonです。今回は私も使っているMinecraftのサーバー「exaroton」を紹介します。
exaroton
前回紹介したAternosと同じ会社が運営している有料版のMinecraft用、高性能サーバー「exaroton」
サイトのトップページにも書かれているように、遊んだ分だけ料金を支払う方式のサーバーです。
exarotonの特徴
複数のサーバーに対応
JAVA版
JAVA版は公式のサーバー(Vanilla)の他に、Paper、Spigot、Forgeなど、プラグインやModが使えるサーバーも使用する事ができます。
統合版
統合版は、公式のサーバー(Bedrock)の他に、プラグインが使えるPocketmine、Nukkitが使用できます。
プラグイン・MOD
プラグインやMODは、リストの中から選択するだけで、簡単にインストールする事ができます。
プラグインを配布しているサイトへ行き、ダウンロードして、サーバーへアップロードすると言った、細々した作業が必要ありません。
Googleドライブにバックアップ
セーブデータをGoogleドライブにバックアップすることができますので、セーブデータが壊れてしまったり、荒らしの被害にあっても、バックアップを取っておけば、過去の正常な状態に復元する事ができます。
バックアップを保存できる容量は、使用しているGoogleドライブの空き容量に依存するので、無料版(15GB)だと、すぐに容量が一杯になってしまう可能性があります。
ワールドの設定画面からダウンロードすることもできますので、ダウンロードして、PCに保存しておくこともできます。
ワールドの最適化
サーバーの容量は10GBなので、ワールドを広げすぎてしまうと、容量が足りなくなってしまいます。
そういったときは、ワールドの最適化を使用することで、使用していないチャンク(例えば、探検の際に通り過ぎただけのチャンクなど)は、自動的に削除されますので、サーバーの容量の節約にもなります。
料金の支払いはサーバーを使用した分のみ
クレジット制
料金は、先にクレジットを購入し、サーバーを使った分、クレジットが消費されていく、クレジット制です。
クレジットの価格
クレジットは、100クレジットあたり166円です。
消費されるクレジット
サーバーの使用
サーバーの起動中、メモリ1GBにつき、1時間あたり1クレジットが消費されます。
メモリ容量の最低は2GBなので、最低料金は1時間あたり2クレジットなので、100クレジット(147円)あたり最長で、約50時間となります。
ストレージの使用
ストレージの料金として、1ヶ月あたり10チケット必要です。
サーバーを使用してチケットを消費すると、その分、ストレージのチケットは割引になります。
割引率は、サーバーの使用で消費したチケット数と同額なので、サーバーで1チケット消費すると、ストレージの料金は1チケット割引になります。サーバーで10チケット消費すると、その月のストレージの料金は無料になります。
メモリの容量を自由に変更できる
メモリの容量を自由に変更できるので、少人数で遊ぶ際は少ないメモリ容量に、大勢の人が参加する場合は大きい容量にと、自由にメモリの容量を変更することができます。
チケットはメモリ1GBにつき、1時間あたり1チケット消費しますので、メモリの容量を2GBに設定すると1時間あたり2チケット、メモリの容量を10GBに設定すると1時間あたり10チケットと、消費するチケット数が変わりますので、
メモリの容量は、サーバー起動中は変更できないので、起動中は一度シャットダウンしてから、変更する必要があります。
exarotonのメリット・デメリットについて
exarotonのメリット
サーバーを使った分だけ料金を支払う
多くの有料サーバーは月額制なので、誰もMinecraftをプレイしていない時間も料金が発生します。
exarotonの場合、ストレージの料金(1つのサーバーにつき、毎月10クレジット)と、サーバーを起動している時間のみクレジットを消費します。
設定で、誰も使用していない場合は自動的にシャットダウンするように設定し、料金を抑えることもできますし、逆に、自動的にシャットダウンしないように設定し、モンスタートラップや、アイアンゴーレムトラップなど、自動的にアイテムを回収する装置を動かし続けることもできます。
サーバーを自動的に起動させることも可能
無料版のATERNOSは、サーバーが起動していない場合は、サーバーを起動する権限を持っている人が手動で起動する必要がありますが、exarotonはサーバーが起動していないときでも、Minecraftのプレーヤーがサーバーに接続した際に、自動的にサーバーを起動するように設定することもできます。
サーバーは複数立てられる
1つのアカウントで、複数のサーバーを立てることができます。
しかし、サーバーの数だけストレージのクレジット(1か月ごとに10クレジット)が発生しますので、必要以上にサーバーを立てるとクレジットの無駄になってしまうので、注意が必要です。
無料版のATERNOSと比較して良いところ
待ち時間がない
無料版のATERNOSは、利用者が多い場合、サーバーの起動に待ち時間が発生する場合がありますが、有料版のexarotonは待ち時間がありません。
長期間使用しなくてもデータが削除されない
ATERNOSは、長期間利用しないとデータが削除されてしまいますが、exarotonはストレージの維持費が必要なものの、長時間使用しなくてもセーブデータが削除されません。
デメリット
少しラグがある
exarotonはドイツの企業で、サーバーが海外にあるためか、遊んでいる際に多少のラグを感じることがあります。
他のゲームのサーバーに転用することはできない
exarotonはMinecraft専用のサーバーで、MinecraftのJava版と統合版だけが利用できます。Minecraftを遊ばなくなった際に、他のゲーム用のサーバーに転用することはできません。
無料版「ATERNOS」
無料版の「ATERNOS」は、こちらの記事で紹介しています。
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