私が住んでいる賃貸マンションのエアコンに不具合が発生し、室内機から水漏れが起こりました。今回は、水漏れが発生してから、改善するまでに行ったことの記録です。
エアコンの不具合
室内機から水漏れ
冷房をかけてから6時間が経過した頃
電源を入れてから6時間くらい経った頃に、室内機の裏の右端から水が垂れてきました。
水の出方は、水滴がポタポタと垂れる感じではなく、水道の蛇口を少しだけ開けたときのように、細い筋状にチョロチョロと言った感じでした。
急いでエアコンの電源を切ると水滴がポタポタという感じに変わり、時間が経つにつれて水量も徐々に減っていき、数分後、完全に止まりました。
外にあるドレンホースを見てみると、水が一切出ていませんでした。
数時間後に再び電源を入れてみると
数時間後に、再びエアコンの電源を入れて冷房をかけると、数十分で同じように水が垂れてきました。
外にあるドレンホースを見てみると、やはり水は出ていませんでした。
水が漏れた時のエアコンの設定
室内機から水が漏れてきたときの設定は、次の通りです。
- 運転モード:冷房
- 設定温度:26度
- 風向き:自動
- 風量:自動
ちなみに、フィルターはこまめに掃除機で掃除していますので、綺麗な状態です。
2年前にも同じ不具合が発生していました
実は2年前の7月にも同じ不具合が発生しており、その際は、マンションの管理会社に連絡をして、メーカーに修理に来てもらいました。
その年(2年前)と、去年は問題なく使用できたものの、今年に入ってから再発しました。
クリーナーを購入しました
TASCOドレンホース用サクションポンプ「TA918SW」
今回は、ドレンホースの詰まりを取り除くためのクリーナーを購入しました。
購入したのは、TASCOのドレンホース用サクションポンプ「TA918SW」です。
本体は、意外に大きく、乾電池と比べると、このような感じになります。
実際にクリーナーを使用してみました
ベランダに出て、ドレンホースの先端に、クリーナーの先端を接続します。
次に、抜けてしまったり、ホースとクリーナーの接続部分から空気が入ってしまわないように、ホースの先端を押さえながら、レバーを思いっきり引きました。
すると、ホースから、1リットル近い量の水が勢いよく水が出てきました。
ちなみに、出てきたのは水だけで固形物は出てきませんでした。
水が出てきたところで、ホースを元の位置に戻します。
ホースとパイプを留めているテープは、元々貼られていたものを再利用しているので、シワシワになってしまいました…。
あいにく、テープは黒いものしか持っていませんので、後で白いものを購入してから、貼り直すことにします。
エアコンの電源を入れてみました
清掃後、エアコンの電源を入れてから約30分後、外のドレンホースを見てみると、ポタポタと水が出ていました。
その後、12時間くらい冷房をかけていましたが、ドレンホースからは水が出ており、室内機の方から水が垂れてくることはありませんでした。
今回試さなかった方法
ドレンホースの詰まりについて、インターネットで検索してみると、様々な方法が出てきます。その中で、試さなかった方法と、その理由を書いていきます。
掃除機で吸う
細いアタッチメントを付けた掃除機を、ドレンホースの先端に当て、掃除機の力で吸い取るという方法です。
この方法を試さなかったのは、現在使用している掃除機は価格が2万5千円と、安くはないものなので、万が一壊してしまうと、金銭的な被害が大きいというのが理由でした。
口で吸う
ドレンホースの先端を口で加えて吸うという方法。
簡単かつ、無料でできますが、ホースの先端は、間違いなく汚いのと、中から出てくる空気も綺麗ではなさそう。
さらに、詰まりの原因が何だかわからない以上、何が出てくるかわからないため、万が一、原因となっている物質(虫・ゴミ・スライム的な何か)が口に入ってしまったら汚いので、試しませんでした。
今回使用した製品
今回使用したのは、TASCOのドレンホース用サクションポンプ「TA918SW」です。
2018年7月17日追記
清掃してから12日後
それから、12日ほど経過しました。
清掃後、毎日、何時間も冷房をかけていますが、室内機から水が漏れてくることはなくなりました。
また、冷房をかけ始めてから、しばらくした後にベランダを見てみると、ドレンホースから、水が排出されているのも確認できます。
気になる点
しかし、気になる点があり、冷房をかけ始めてから長時間経過すると、室内機の内部からピチャピチャと、時々、水の滴る音が聞こえてくることがあります。
もう一度ポンプによる清掃を行ってみました
水の音が気になりますので、本日の昼間、エアコンの室内機のフィルターを掃除するために、冷房を留めたついでに、ベランダにある、ドレンホースの先端に、前回と同様、「TASCOのドレンホース用サクションポンプ(TA918SW)」を取り付けて吸引してみました。
その結果、1回目は、吸引するために引くレバーが少し重く、引き終わり、ドレンホースの先端からポンプを外すと、コップの3分の1くらいの量の水が出てきました。
その後、もう一度、ドレンホースの先端にポンプを取り付けて引いてみると、今度は、1回目よりも軽く、水が出てくる量も、僅かでした。
これを、水が全く出なくなるまで、6回くらい繰り返しました。
2018年8月17日追記
冷房をかけはじめてから2時間たっても排水されない
今日の午前中、エアコンで冷房をかけていましたが、電源を入れてから2時間くらい経っても、外のドレンホースから水が全く出ていませんでした。
サクションポンプで吸引することに
室内機から水が溢れてくると困るので、念のため、以前、購入したサクションポンプを使用して吸引することにしました。
吸引してみると・・・
エアコンの電源を切った後、ドレンホースの先端に、サクションポンプを取り付けて、吸引するためにサクションポンプのレバーを引きました。
すると、レバーは重く、それを引き終えると同時に、室内機の方から、ゴボゴボゴボ…という音が鳴り、数秒後に、ドレンホースの先端から、水とともに、今までは出てきたことがない、プルプルしたスライム状の物質が出てきました。
スライム状の物質
今回出てきた、スライム状の物質。
静止画なので分かりづらいですが、落ちることなく、ドレンホースの先端にぶら下がっています。
今日は風が強く、天気予報では風速5メートルとのことでしたが、粘り気があるので、落ちることなく、ドレンホースの先端にくっついたままです。
このスライム状の物質ついて、インターネットで調べてみると、どうやら室内機の中で発生した、微生物の塊のようです。
風になびくスライム。
最後に
専用のクリーナーを使用して、何度か吸引を行った結果、最終的にスライム状の物質が出てきて、詰まりが解消しました。
エアコンの室内機からの水漏れで悩んでいる場合は、試してみる価値はあると思います。
しかし、水漏れの原因が、ドレンホースの詰まり以外の場合(部品が破損しているなど)は、効果がありませんので、クリーナーを使用しても、直らない場合もありますので注意が必要です。
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