バッテリーテスター「KAiWEETS KVB01」を購入
自動車用のバッテリーテスターを購入しました。電圧だけでなく、寿命、内部抵抗、CCA値など、バッテリーの状態を詳しくチェックできる優れものです。
購入のきっかけ
最近のバッテリーは高性能で、寿命を迎える直前まで高い性能を発揮するため、バッテリーが劣化してきても、エンジンのかかりが悪くなったり、ライトが暗くなったり、電装品が正常に動作しなくなったりといった現象が起こりにくく、バッテリーの劣化に気付きにくいと言われています。
実際、職場でも、ここ数年で2件、バッテリー上がりのトラブルがありました。
いずれも、朝、出勤する際は問題なくエンジンがかかったのに、夕方、帰宅する際にはエンジンがかからなくなるという突然の出来事でした。問題はバッテリーにあり、新品に交換することで、問題なくエンジンがかかるようになりました。
バッテリーテスター「KAiWEETS KVB01」
付属品
箱を開けると、本体が収納されたポーチと、取扱説明書が入っていました。
説明書は6か国語対応で、日本語もあります。
ポーチを開けると、テスター本体が入っています。
ケーブルは2メートルありますので、エンジンをかける際の電圧を測定するテストなど、運転席での操作が必要な場合でも、テスターを車内に持ち込むことができます。
主な使用方法について
テスターをバッテリーに接続
赤のケーブル(+)をバッテリーの+端子に、黒いケーブル(-)をバッテリーの-端子に接続することで、テスターが起動し、バッテリーの電圧が表示されます。
テスターはバッテリーに充電された電気で動作するので、電池等は必要ありません。
説明書によると、テスターが動作する電圧は、9V~35Vの範囲のため、バッテリーの劣化や放電などにより、電圧が9V未満まで下がってしまうと、使用できなくなってしまいます。
言語の切り替え
テスターの電源が入った後、左下のボタンをダブルクリックすると、言語の切り替え画面が表示されますので、「日本語」を選択し、ENTERキーを押すことで、画面の表示が日本語に切り替わります。
バッテリーのテスト
「M Enter(赤いボタン)」を押すと、バッテリーの電圧を選択する画面が表示されますので、測定するバッテリーの電圧を選択します。
バッテリーテストを選択します。
「VRLA/GEL/AGM/SLA」(自動車用鉛蓄電池)を選択します。
CCAを選択します。
説明書の後半にバッテリーの性能の一覧がありますので、それを参考に、基準となるCCA値を入力し、ENTERを押すとバッテリーのテストが始まります。
今回測定したバッテリーは一覧に載っていなかったため、インターネットの情報を参考に設定しました。
テストが完了するまで数秒待ちます。
バッテリーのテストが完了すると、結果が表示されます。
今回の結果は次の通りでした。
- SOC(充電残量):62%
- SOH(寿命):51%
- 電圧:12.41V
- CCA:238
- IR(内部抵抗):11.69mΩ
- 結果:要注意
バッテリーの状態は良くないので、近いうちに交換する必要がありそうです。
CCA値の設定について
途中、バッテリーのCCA値を入力する画面がありますが、そこで実際とは異なるCCA値を入力してしまうと、最終結果が変わってしまいます。
今回のテストで320と入力したところに、270と低い数値を入力した場合、
SOH(寿命)の値と、最終結果(要注意・通常・良好)が変わってしまい、実際よりも寿命が良いように表示されてしまうので、注意が必要です。
最後に
身近なところで、バッテリーの劣化に気づかず、突然、車のエンジンがかからなくなってしまうということがあったため、バッテリーの劣化が気になっていました。
自分の車では、エンジンは問題なくかかるし、電装品も問題なく動作しているので、バッテリーはまだ大丈夫だと感じていましたが、実際に測定したことで、想像以上に悪いことがわかりました。
やはり、バッテリーの劣化はわかりづらいため、テスターを購入して良かったと感じています。
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